経錦 ―北村武資のわざ―
撮影
平成12年、重要無形文化財「経錦(たてにしき)」の保持者に認定された北村武資の織物との付き合いは長い。昭和26年、15歳で中学を卒業してすぐ、生活のために西陣で織物の仕事に就いた。経錦は、中国の前漢時代には完成されていた。しかし、経錦は、織り方が複雑で高度な技術を必要とするため、次第に衰退して行った。
千年以上の間、経錦の技法は眠っていた。北村は、それを現代に甦らせた。北村が織る経錦には、古代の織物にある伝統のわざと、現代織物作家の創作の力が、共に織り込まれている。この映画は、新作を織り上げる北村の高度なわざを紹介している。
時間約36分/製作2018年/カラー/35ミリフィルム/日本語・英語
企画:文化庁 / 制作:日経映像
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